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椋本湧也 / 書簡集 それでも変わらないもの
¥2,200
当店でもお取り扱いをしていた『26歳計画』の著者・椋本湧也さんによる新たな作品は、世界22ヵ国で暮らす30名の日本人が手紙に綴る、コロナ時代の生活をめぐる書簡集。 ヘルシンキのデザイナーからケープタウンの庭師、デリーの外交官からチリのお母さんまで。変わりゆく時代の中で彼らが感じてきたことを、「今この本を手に取っているあなた」に向けて、それぞれの場所から自由に綴られています。 巻末には、わたしの学生時代の友人であり、現在コペンハーゲンとオランダを拠点に活躍されている作曲家の吉田文さんが、この本のために書き下ろした楽譜が掲載されています。 また、藍色の表紙に銀の箔押しがきらりと光るブックデザインは、前作に引き続き脇田あすかさんが担当されています。 2022年11月・刊 本文:272ページ 著者・椋本湧也
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とある暮らし / miyono
¥2,530
作者の miyono さんが現在拠点にされている福井県で、実際に街を巡り、またSNSで協力を仰いだ10代〜90代の男女50人に行ったインタビューの記録。 この本に出てくるのは、テレビで見かける有名人やどこかの会社の経営者などではなく、福井の街で暮らす「ふつう」の人達。 そういう人達が日々をどのように過ごし、何に夢中になり、何に怒るのか。 また、自分が暮らす街に対して何を思うのか。 口語や方言をそのままに、ひとりひとりの「声」を掲載しています。 この本を読んでいると、知らない土地に住む知らない誰かのはずなのに、だんだん興味が湧いてきたり、「うんうん私もそう思う」なんて思わず頷いてしまったり。 なんだか、たまたま入ったお店で聞こえてきた近くの席の会話をつい聞いてしまうのと似ている気がします。 「この人はどんな人なんだろう?」 「福井の街ってきっとこんな感じなんだろうなあ」と想像しながら、会話のリズムをお楽しみください。 2021年3月・刊 本文:514ページ 発行・mizōchi 著者・miyono