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【再入荷】 あなたのための短歌集 / 木下龍也
¥1,870
歌人・木下龍也さんが「お題」を受けて作歌する短歌の個人販売プロジェクト「あなたのための短歌1首」。 依頼者からメールで届くお題をもとに短歌をつくり、便箋に書き、封書にしてお届けするというプロジェクトで、制作した短歌を歌人(木下さん)は記録に残さず、どこにも公開しないというルールなのですが、これまで作歌した700首の中から、本書のために依頼者からご提供いただいた100首をまとめた歌集。 ----------------------------------------------------- 006. 同棲を始めて3か月が経ちました。 生活もふたりの関係もマンネリになっているのをお互いに何となく感じています。 それでも、結婚やその先の生活など未来に前向きになれるような短歌をお願いします。 「適温の愛を見つけたぼくたちは燃え尽きることなく抱き合える」 ----------------------------------------------------- 038. 私は犬をすごく愛していますが、その分、いつかやってくる別れのことを思うと、胸がつぶれそうなほどに寂しくて恐ろしくて仕方がないです。 そんな私のお守りとなる短歌をください。 「愛された犬は来世で風となりあなたの日々を何度も撫でる」 ----------------------------------------------------- 052.長い間、片想いしていた相手がいます。 もう前に進もうと決めました。 背中を押してくれるような短歌をください。 「ふりむけば君しかいない夜のバスだから私はここで降りるね」 ----------------------------------------------------- 本文:224ページ 発行・ナナロク社 著者・木下龍也
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雨犬 / 柳本史・外間隆史
¥2,500
SOLD OUT
「ぼくは雨犬。やがてきみの影になる。」 ― 版画家の柳本史(やなぎもと ふみ)さんと、音楽家であり編集者でもある、想像家の外間隆史(そとま たかふみ)さんによる初の共作絵本。 十九歳のペンキ職人と十五歳の老犬「雨犬」による、つつましく穏やかな日々。 ふたりはいつも一緒で、共にレコードを聴きながらペンキ職人はコーヒーを飲み、雨犬は温かいミルクを飲む。夜眠る前、彼が詩を朗読するときには、雨犬はとなりでその声をじっと聞く。また、彼が書きものをしているときには、雨犬はなるべく彼に話しかけずに、静かにその様子を見守る。 ペンキ職人が雨犬に向ける眼差しがそうであるように、雨犬が彼に語りかける言葉もまたとても優しいのです。 モノクロ版画に混ざるレンガ色の風合いが絶妙で、その挿画を眺めているだけでも心が癒されます。 また、作中にはさまざまな文学や映画、音楽の断片が登場します。それらの作品をひとつずつ拾い集め、この本と一緒に楽しんでみるのも良いですね。 小さな街の小さな本屋で、老犬との好いご縁がありますように。 発行・未明編集室 著者・柳本史 外間隆史
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【※店頭限定販売※】 詩集 / 秋山信樹
¥1,000
SOLD OUT
--------------------------------------------- こちらの商品は【店頭限定販売商品】です。 ※通販非対応 カタログとしてご覧ください。 --------------------------------------------- 日本のインディーロックバンド・DYGLの秋山信樹(Vo&Gt)さんによる詩集。 2017年頃から書いてきた日本語詩を30篇弱収録。 ご本人によるライブ会場での手売り販売および一部店舗での限定販売品です。
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【再入荷】電報 / 中村勇哉
¥770
SOLD OUT
学生時代の音楽活動、俳優マネージャーを経て、現在はサウンドデザイナーをされている中村さんが20歳の頃に20歳頃に書いた詩をまとめた第一詩集。 当時は周りの親しい方々に配っただけだったそうです。 ----------------- 「立ち話もなんですから、旅に出ませんか」 「西日がまぶしいので北に移してあげました」 「四六時中オルゴールがなる村では怒りなんて感情はありませんでした」 ----------------- 詩集とも、日記とも、脚本とも、仕掛け本とも、フィクションともノンフィクションとも言える、とても自由な本です。 本文:100ページ 発行・中村勇哉 著者・中村勇哉 ▼ 第二詩集「形見」はこちら ≫ https://shop.293bookmusic.com/items/74805918
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【再入荷】形見 / 中村勇哉
¥770
SOLD OUT
サウンドデザイナー・中村勇哉さんによる第二詩集。 20歳のころに第一詩集「電報」を作成。 それから7年の歳月を経た今、日常生活で感じたことや思いついたことを書きしたためた「形見」が完成しました。 ----------------- 「どうしようもない過去をもつ人だけが買えるおまんじゅう300円セール」 「前髪は2mm足らないし 化粧のノリは良くないし 育児ストレス 飛び降りそう 今日も湿度が高いの 眉がうまく描けないの 住民票はどこかしら 来年は新しい生活を見つけるの」 「あるじゃないですか、ガラス瓶で売ってる煎餅屋さん。僕はあの瓶の底にいるおかきです。賞味期限すら忘れられてずっとあそこに居るんです。」 ----------------- 詩集とも、日記とも、脚本とも、仕掛け本とも、フィクションともノンフィクションとも言える、とても自由な本です。 本文:88ページ 発行・中村勇哉 著者・中村勇哉 ▼ 第一詩集「電報」はこちら ≫ https://shop.293bookmusic.com/items/74805893
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きみを嫌いな奴はクズだよ / 木下龍也
¥2,090
ドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演するなど、現代短歌界で注目を集める歌人・木下龍也さんによる第2歌集。 思わず口にしたくなるタイトル。ある一首からこの箇所を抜き取るあたりが秀逸だなあって思います。 歌集じゃなくて大喜利を読んでいるのか?と錯覚してしまうような、じわじわ笑いがこみ上げてくるものもあれば、恋のうた、喪失が漂う歌、冷徹で少し身構えてしまう歌までさまざま。 ----------------------------------------------------- 悪人も悪人なりのめでたしで終わる話でありますように リクルートスーツでゆれる幽霊は死亡理由をはきはきしゃべる あとがきにぼくを嫌いな奴はクズだよと書き足すイエス・キリスト 近すぎてぼくらはきっと出会えないまゆげとなみだみたいなものだ ----------------------------------------------------- 本文:144ページ 発行・書肆侃侃房 著者・木下龍也
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百年後 嵐のように恋がしたいとあなたは言い 実際嵐になった すべてがこわれわたしたちはそれを見た / 野村日魚子
¥1,870
1993年生まれの歌人・野村日魚子(のむら かなこ)さんによる第一歌集。 思わず目に留まる、ミニシアター系映画のようなタイトル。 このタイトルの時点で「美しいなあ」と思わせてくれます。 一篇の物語のような、短歌1首1首。 57577の短歌の形式を「音数」で大きくはみ出す作品群が、短歌のリズムを奏でています。 ----------------------------------------------------- ぼくはまだ死にたくはない前髪の雪をはたいてゆく青信号 愛はとても速く誰も見たことがないというそれをいまからあなたに見せる 遠くの人に届くのが手紙つまりこれがそうなのうれしいでしょう ----------------------------------------------------- *増刷記念 特製ポストカード付き(画像2枚目参照) 本文:184ページ 発行・ナナロク社 著者・野村日魚子